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アビームコンサルティングの年収は?役職別給与・他社比較・働き方を解説
本記事では、アビームコンサルティングの年収の実態と、他社コンサルファームとの比較、そして先進的な働き方制度について解説します。
アビームコンサルティングとは?日系最大級の総合コンサルファーム
アビームコンサルティング株式会社は、NECの完全子会社として、経営戦略の立案からITシステムの導入・運用までをワンストップで手がける総合コンサルティングファームです。
「Real Partner」をスローガンに掲げ、クライアントと伴走しながら変革を実現するスタイルが大きな特徴となっています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 法人名 | アビームコンサルティング株式会社 |
| 設立 | 1981年4月1日 |
| 代表者 | 山田 貴博(代表取締役社長) |
| 従業員数 | 8,816名(2025年4月1日現在、連結) |
| 本社所在地 | 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー |
| グループ | NECグループ(NEC完全子会社) |
| 上場区分 | 非上場 |
SAP領域で突出する専門集団
アビームの強みは、SAP関連コンサルティングにおける専門性の高さです。
SAP認定コンサルタント資格は全世界で6,400件以上、日本国内では5,000件を超えました。SAPが新設したRegional Strategic Service Partner(RSSP)にグローバルで初めて参画するなど、SAPとのパートナーシップは30年近くにわたります。
ERP市場ではSAP S/4HANAへの移行需要が高まっており、SAPプロジェクトの経験を持つコンサルタントの市場価値は上昇を続けています。アビームでは数百万円規模のSAP研修を社内で無料受講できる制度があり、入社後に専門性を磨ける点も大きな魅力です。
NECグループ入りで加速した成長
アビームは2004年にNECグループに加わり、2015年に完全子会社となりました。NECの顧客基盤とアビームのコンサルティング力を掛け合わせることで、日系企業を中心に案件を拡大し、連結売上高は直近3期で約3割の成長を記録しています。
コンサルティングファームとしての独立性は維持しつつ、NECのテクノロジーや社会インフラ領域との連携案件を取り込める点は、独立系ファームにはない強みです。自動車・金融・製造業など20以上の業界をカバーする幅広いソリューション体制も、こうしたグループシナジーが土台になっています。
アビームコンサルティングの役職別・推定年収
アビームは非上場企業のため、有価証券報告書による平均年収の開示はありません。
報酬は月給制をベースに、年2回の賞与(基準賞与+評価賞与)が加わる構成です。マネージャー以上では基準賞与がなくなり評価賞与のみとなるため、成果主義の色合いが強まります。
7段階のタイトルと年収レンジ
アビームのキャリアパスは7段階のタイトル(職位)で構成されています。
マネージャー未満は残業代が全額支給されるため、繁忙期にはシニアコンサルタントの手取りがマネージャーを上回るケースも見られます。ストラテジー部門では、同じタイトルでも他セクターより年収が高めに設定される傾向です。
| タイトル(役職) | 年次目安 | 推定年収レンジ |
|---|---|---|
| ビジネスアナリスト(BA) | 1〜2年目 | 450〜600万円 |
| コンサルタント(C) | 2〜6年目 | 600〜750万円 |
| シニアコンサルタント(SC) | 5〜9年目 | 720〜1,000万円 |
| マネージャー(M) | 8年目〜 | 1,000〜1,400万円 |
| シニアマネージャー(SM) | 12年目〜 | 1,250〜1,900万円 |
| ディレクター(D) | 15年目〜 | 1,800万円〜 |
| プリンシパル(P) | 20年目〜 | 2,500万円〜 |
(出所:弊社独自調べ)
上記は採用ページの公開情報・弊社の転職支援実績をもとに作成した目安です。実際の報酬は個人の経験・担当領域・評価によって変動します。
総合コンサル他社との比較
「日系ファームは外資系より年収が低い」というイメージがありますが、実態はファームの収益構造や専門領域によって異なります。
| ファーム名 | 組織の特徴 | 給与・キャリアへの影響 |
|---|---|---|
| アビームコンサルティング | NECグループの日系最大級ファーム。SAP・ERP領域に強み | 日系トップクラスの報酬水準。SAP資格の研修支援が充実 |
| アクセンチュア | 外資系最大手。テクノロジー×戦略の総合力 | 報酬水準は業界最高水準。昇進スピードが速い |
| デロイト トーマツ コンサルティング | Big4の一角。FA・リスク法人との統合で組織拡大中 | FA・リスク領域へのキャリア拡張が可能。報酬は外資系に準ずる水準 |
| ベイカレント・コンサルティング | 日系独立系の上場ファーム。ワンプール制で柔軟なアサイン | 業績連動の高報酬。急成長に伴いプロジェクトの幅が拡大中 |
(出所:各社公式HP・採用ページをもとに弊社独自作成)
アビームの年収はなぜ高いのか?
日系コンサルティングファームのなかでもアビームの報酬水準が高い背景には、ビジネスモデルと人材市場の両面から構造的な理由があります。
SAP人材の希少性と市場価値
SAP S/4HANAへの移行は、旧版の保守終了を控えて世界的に加速しています。しかし、SAPプロジェクトを推進できるコンサルタントの数は需要に対して慢性的に不足しているのが現状です。
アビームは国内最大級のSAPパートナーとして、この領域の専門人材を確保するために競争力のある報酬を提示し続けてきました。
売上成長がもたらす昇給余力
連結売上高は継続的な成長を続けており、事業規模の拡大が給与水準の引き上げを後押ししています。

(出所:数字で見る | アビームコンサルティング採用サイト)
コンサルティングビジネスでは人件費が最大のコストであると同時に、売上成長の原動力でもあります。優秀な人材への報酬投資は、アビームにとって成長戦略の中核に位置づけられています。
外資系コンサルとの人材獲得競争
アビームが採用で直接競合するのは、アクセンチュアやBig4のコンサルティング部門です。外資系ファームが高い報酬水準を提示するなか、アビームもこれに対抗する形で給与体系の見直しを進めてきました。
学部卒の初任給が月給37万円を超える水準は、日系企業としては際立っており、「日系だから年収が低い」という従来のイメージは変わりつつあります。
日系コンサルの先を行く、アビームの働き方
アビームの働き方改革は、コンサルティング業界全体のなかでも先進的な取り組みが目立ちます。
Free Location制度により、自宅・クライアント先・シェアオフィスから働く場所を選べるほか、勤続2年以上の社員はフルリモート制度を利用でき、国内であれば居住地に制約がありません。地方在住のまま東京の案件に参画するケースも生まれています。
さらに注目されるのが、週4日勤務制度です。介護・育児に加えて「自己研鑽」を理由とした取得も認められており、MBA取得や資格勉強と両立しながら働く社員も出てきました。
男性の育児休業取得率は7割を超え、平均取得日数は100日以上と、コンサル業界のなかでも高い水準にあります。

(出所:数字で見る | アビームコンサルティング採用サイト)
こうした取り組みは、えるぼし認定3つ星やプラチナくるみんといった外部認定にも反映されています。制度の整備にとどまらず、実際の利用率や従業員満足度に結びついている点が、アビームの働き方改革の特徴です。
まとめ
アビームコンサルティングは、SAP領域の専門性とNECグループの安定基盤を兼ね備えた、日系最大級の総合コンサルファームです。
7段階のタイトル制のもと、成果に応じた報酬体系が整っており、日系ファームとしてはトップクラスの年収水準を実現しています。Free Locationやフルリモート、週4勤務など、柔軟な働き方制度も充実しており、中途採用の間口は広く開かれています。
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