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キャリアを”Change”するのではなく”Shift”する
リネアコンサルティングの大森です。
今年も残すところあと僅かとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
それにしても、時が経つのは本当に早いですね。
気が付いたら年末になっていたという方も多いのではないでしょうか。
年末年始はご自宅や実家で過ごす方も多いと思いますが、この機会にご自身のキャリアを振り返ってみるのはいかがでしょうか。今までの経験を踏まえ、これから取り組みたいこと、目指したい姿を考えてみると、普段は見えてこない自分自身の本音や想いと向き合うことができます。
その際にお勧めしたいのが『キャリアシフト』という考え方です。
キャリアを大きく変える(=Change)ではなく、方向性をずらす(=Shift)という思考です。
本来は、一つのキャリアを極めるのではなく、同時に複数のキャリアを築きながら、本当に自分にあったキャリアに徐々にシフトしていくという意味ですが、転職におけるキャリアシフトとは『今までのキャリアを生かしながら、関連する経験やスキルを身に付けキャリアを強化していく』という意味となります。
つまり、経験やスキルの軸を増やすのではなく、軸を太くするという考え方です。
お勧めしたい理由は3つです。
1、マーケットバリュー
現在のマーケットにおいては、ゼネラリストよりもスペシャリストが求められる傾向があります。
言い換えれば、浅い経験を広く持つ方よりも、代替できない一点突破のスキルや経験を持つ方のニーズが高く、特にコモディティ化したコンサルファームにおけるキャリア形成においては重要な視点です。
キャリアシフトは経験の軸を太くすることであり、結果として専門性を高めることに繋がります。
2、年収の担保
キャリアチェンジは未経験にチャレンジすることであり、年収がそれなりに下がることが多いです。
いったん下がった年収を戻すのはとても大変ですし、年齢、経験と年収が見合わない場合、それなりの評価をされている人と誤解されることもあります。
それに比べて、キャリアシフトは今までの経験を生かしつつ、新たなスキルや経験を習得することになるため、現在の年収をキープしたままの転職ができることが多いのです。
3、低リスク
転職して間もない頃は、環境に順応できるかどうか不安ですし、覚えることも多く、慣れるまでは精神的なプレッシャーが高い状況が続きます。
その際、いち早くパフォーマンスを発揮し、認めてもらえるかが焦点となりますが、今までの知見が一定レベルで生かせるキャリアシフト転職の方がパフォーマンスを発揮しやすく、転職の際のリスクを軽減させることができます。
キャリアシフト転職の例としては、以下のようなケースです。
1、SAP導入支援メインのITコンサルタントの方がアナリティクス、AI、IoT領域のコンサルタントに転身
2、会計、SCM、ITコンサルタントの方がM&Aなどを担当するアドバイザリーファームに転身
3、大手製造業の経営企画の方が大手総合ファームのSDGs、ESG領域のコンサルタントに転身
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